記事表題
・1.第1回定例会報告 2024年度予算 給食費無償化、補聴器購入費助成が実現
・2.「金権腐敗政治の一掃を求める意見書」否決
・3.議会改革の取り組みが進みました
・4.パレスチナに平和を!
1.第1回定例会報告 2024年度予算 給食費無償化、補聴器購入費助成が実現
予算案への賛成討論はこちら https://www.jcpnakanoku.net/03report/2024/240307_01.html
切実な願い実現へ 住民の皆さんの粘り強い署名や陳情などが区政を大きく動かしました
2024年度、「小中学校の給食費の無償化」「高齢者の補聴器購入費用助成」「非木造住宅の耐震改修等助成」などが実施されます。住民の皆さんの粘り強い署名や陳情などが、区政を大きく動かしました。また、「子どもの貧困対策」「ひとり親家庭への住宅支援」「(仮称)高校入学支援金」「不登校支援の充実」をはじめ、「がん患者へのアピアランスケア支援」「区内中小事業者支援」「省エネ機器導入に対する支援拡充」など、大事な事業の予算も計上されました。
今後の課題 将来の区民負担の増加を招かない長期的な計画を求めていきます
一方で、中野駅周辺まちづくり事業関連費等に274億円余が計上されており、将来の区民負担の増加を招かないことが求められます。環境施策では、区が定めたCO2排出削減目標を達成するための推進体制や、住宅施策では、公営住宅の維持補修や長寿命化のための計画が不十分です。訪問介護事業は、報酬のマイナス改定などにより、さらに働き手が不足し、事業所閉鎖に拍車がかかりかねません。区としてできる努力を強める必要があります。
区民のために 住民の中に経済格差がひろがる中、誰一人取り残さない区政へ
中野区内の納税義務者の平均所得は増加傾向です。一方で、生活援護課に寄せられる相談者数は、昨年同月期を大幅に上回っており、区民の中で経済格差がひろがっていることがみてとれます。
中野区が誰一人取り残さないよう、「公」の役割をしっかり果たすよう、引き続き、力を尽くします。
2.「金権腐敗政治の一掃を求める意見書」否決
日本共産党は2本の意見書を提案しました。
一つ目の「被災者生活再建支援制度の改善を求める意見書」は全会一致で可決。能登半島地震ではあらゆる支援が足りておらず、被災地からの助けを求める声に対して、制度の改善について統一した意思を示すことができました。
二つ目の「金権腐敗政治の一掃を求める意見書」は18対22で否決となりました。反対したのは自民党・公明党・都民ファーストの会・無所属の議員3名です。国政与党である自民公明が反対するのは予想できましたが、他にも反対する会派や議員がいたことは驚きです。裏金問題に対する市民的な怒りは収まるどころかますます大きくなっています。この声が届かないとしたら、政党や政治家としての在り方も問われることになるのではないでしょうか。
3.議会改革の取り組みが進みました
「開かれた議会運営」を求め提出されていた「中野区議会傍聴に関する運営ルールの変更と必要な情報開示を求める陳情」が、昨年の第4回定例会で採択され、ルール変更の方法や時期などについて協議が続いています。
その中で、設備的な課題により対応できなかった配信などについて、中野区役所が新しい庁舎へ移転することにより改善され、これまで陳情などで求められていた「開かれた議会運営」に向けて、新たな取組が始まります。
[開かれた議会へ]
Ⅰ 傍聴席の改善
車いす傍聴席の設置、親子傍聴席の設置
Ⅱ 議会資料を事前に公開
議会で報告される資料は、傍聴時に見ることができず内容が把握できませんでしたが改められ、資料を見ながら質疑を聞けるようになります。
Ⅲ 議会審議の中継・配信
これまでは、本会議の一部のみが中継されていましたが、新庁舎での設備面の改善により、委員会の審議状況も今後、配信されていくこととなります。
[議会改革]
Ⅰ 費用弁償廃止へ
議会開会期間中の登庁時の費用弁償(交通費)について、これまで段階的に削減してきましたが、今回の定例会で廃止されることとなりました。
4.パレスチナに平和を!
4月20日土曜日に開催された「パレスチナに平和を!STOPジェノサイド 4.20平和を求める中野パレード」に、浦野議員・いさ議員・武田議員の三人で参加しました(羽鳥議員と広川議員は公務により欠席)。
昨年12月のパレードより沿道からの声援や手振りが多く、平和を求める地域の皆さんの連帯を感じました。