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日本共産党中野区議会議員団

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議会報告
REPORT

03.25

3月25日 2022年 第1回定例会 本会議 議員提出議案第4号「羽田空港新飛行ルート運用の一時凍結を求める意見書」に対する賛成討論:いさ哲郎

議員提出議案第4号「羽田空港新飛行ルート運用の一時凍結を求める意見書」に対して、日本共産党議員団の立場から賛成の討論を行います。

 

 本意見書は、第6号陳情「羽田空港新飛行ルート運用の一時凍結を求める陳情」が区民委員会にて採択されたことから提出される意見書で、2020年3月から始まった羽田空港新飛行ルートに関し、コロナ禍に至る前の2019年と同等の飛行実績に回復するまでの期間は、一時凍結して従来の飛行ルートに戻すよう国に求めるものです。
 一時凍結を求める理由は、運用開始にあたり関係自治体・住民の理解を得るとした約束を反故にしたこと、首都東京の人口過密地域の上空を低空で飛行する危険性、落下物の可能性、騒音と機影の威圧感、世界でもまれな急角度による降下など、多岐にわたります。
 これまでもこうした理由により、様々な市民・団体が新ルート撤回を求めてきましたが、国が新ルートの是非を議論することをせず、納得を得られない説明を繰り返してきたことは、区民委員会にて採択された陳情の理由にある通りです。
 こうした理由に加えて、現状ではコロナ禍により国際線が20%台に減便されており、コロナ前の飛行実績に戻る見通しが立っていないことから新ルート運用を一時的に凍結することを国に求めるものであり、実情に見合っており、広く区民の賛同を得られるものと考えます。
 また、3月14日午後3時半ごろに、渋谷区のテニスコートに航空機由来と思しき氷塊が落下したことが報道されました。国交省は同じ時間帯に航空機が通過したことを認める一方で、航空機由来であることは分からないとしていますが、晴天で周囲に高いビルなどが無いことから、航空機由来である蓋然性が高いことは明瞭です。新飛行ルートでは、中野区上空で着陸のための車輪を出す高度900m前後になることから、他の自治体に比して氷塊落下の危険性が高いと考えられます。従って、渋谷区でも、中野区との区界近くに氷塊が落下したことは決して偶然ではありません。この問題でも、区民の安心安全のために、一度立ち止まって調査をすることを求め、本議案に対する賛成の討論とします。



 

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